ワニ(クロコダイル)の特徴その5
しかし、このような恐るべき外装をもったワニ(クロコダイル)でも亀のように弱い一面があります。
ワニ(クロコダイル)は卵の中で大きくなる時と卵から孵った直後は、母親ワニ(クロコダイル)の保護に頼らなければなりません。
卵は簡単に見つけられ、いろいろな哺乳類などの動物の餌食にされたりもします。
ワニ(クロコダイル)は水陸両棲であって、水と陸の両方に棲んでいますが卵は陸で孵化し、やがて水に入って身を守るのです。
そして水中で大部分の食物を得ます。
陽のあたる堤などはワニ(クロコダイル)のよく行く場所で、日光浴はワニ(クロコダイル)達の健康を保つ上で重要な役割をもっています。
ワニ(クロコダイル)の内耳の聴器(ちょうき)は大きく、音はワニ(クロコダイル)の生活では重要な部分を占めているようでです。
ワニ(クロコダイル)の聴音域(ちょうおんいき:聴くことの出来る範囲)は50?4000サイクルにも及びます。
また視力も鋭く、眼は他の多くの水陸両棲動物と同じように頭の頂上にあります。
暗闇の中でワニ(クロコダイル)に光をあててみるとワニ(クロコダイル)の眼が明るく輝いて見えるのは、網膜の後にグアニンを含む反射層があるためです。瞳孔(どうこう)は垂直に開いています。
一般に爬虫類の心臓の心室は1室のみで膜によって不完全に左右に区分されているにすぎないのですが、ワニ(クロコダイル)では心室が完全に2室となって鳥や哺乳類に近い状態を示しています。
また爬虫類中ワニ(クロコダイル)だけは胸腔と腹腔とを区分する隔膜が存在します。これは哺乳類の横隔膜にやや似ているが構造などは異なります。
ワニ(クロコダイル)の食道はよく伸展します。
胃が小さいので大量の餌を捕った時にはこの食道の部分に貯えることが出来ます。
胃は2部分から成り、壁の厚い筋肉性の前胃と、小型で腺質に富む幽門胃とから成ります。
前胃にはよく胃石が入っています。
盲腸はなく、排泄孔は縦に開口し、ここに広い排泄腔があり、臭いのある物質を分泌する1対の肛門腺は排泄腔に開口しています。





